ぎっくり腰と坐骨神経痛の合併
2022/09/14
今日は、92歳の女性の方からの御依頼。
なんでも、病院の階段を上がる際に腰の方がキクッとなって、そのまま腰から左足にかけて痛くなってしまい、動けなくなったとの事。
職員の方に肩を借りながら御帰宅されたそうです。
動けないとの事で、出張で伺わせて頂きました。
昔、第二腰椎(lumbar vertebrae 2といいます。略してL2っていいます。)を圧迫骨折されていて、普段はその部位が痛むとの事。
ただ、今回触診してみると、第四腰椎(L4)~第四仙椎(Sacrum 4といいます。略してS4っていいます。)左直側に疼痛が発現している模様。
それと、左梨状筋下孔(坐骨神経の出口、お尻の真ん中やや下)から大腿後側(太もも裏)・下腿後側(ふくらはぎ)・下腿前側(すね)に疼痛が発現している模様。
神経痛の方は恐らく坐骨・脛骨・総腓骨(深・浅)神経だと思いますが、仙骨部の疼痛がなんなんだろうと考えました。熱感・腫れ・発赤はなく、疼痛のみの状態。
寝返りを打った際に痛みで目が覚めてしまったとか…。
ぎっくり腰と神経痛だと仮定して、鍼を打っていきます。
今回は西洋医学的な鍼を打とうかな…。
私の中で、急性期は西洋医学的な鍼。慢性期は東洋医学的な鍼というイメージが出来ています。まぁ、ケースバイケースですが…。
今回は出張という事で、お灸は出来ませんが(患者さん宅にお灸の匂いが染みついてしまうため)、鍼のみで何とかします。
パルス療法も含めて、施術を行います。
施術後はNRS(Numerical Rating Scale ヌーメリック・レイティング・スケールといい、痛みの客観的数値化を目指します。)施術前NRS8~9が、施術後NRS2~3になったとの事。
コルセットを着用して頂き、仙骨部に湿布。一晩立って、明日の朝痛みはどんな感じになったか御連絡頂きます。
この仕事をしていると、ぎっくり腰(筋筋膜性の腰痛や腰椎捻挫など)と神経痛の合併なんて方が結構いらっしゃいまして、熱感がなかったのでそんなには症状が重くないかな?
明日の連絡を待ちます。
追記
9月15日朝、御連絡を頂き、仙骨部に疼痛はやや残るが、臀部から両下肢にかけての神経痛様症状は全く気にならなり、疼痛の為に食欲も失せていたが、今朝は沢山食べられたとのご連絡を頂きました。
とりあえず私の役目は果たせましたね。
やはり鍼の効果は素晴らしい…✨
お大事になさって下さい。
松本市にある鍼灸按摩マッサージの治療院。
堀はり灸マッサージ院と申します。
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