メニエール病の患者様の施術（耳鳴り、眩暈、ふらつき、頭重感、立っていられないなど）

こちらの患者様は、メニエール病を患っていらっしゃる患者様です。

 

昨日、お家でのお仕事をされた後、状態が悪くなったとの事ですが、

詳しくお話を伺うと、ひと月のお休みが多くて5日、いつもは3日…。

恐らくは身体を酷使したために症状が出てきてしまったと思われます。

 

触診してみると、右の胸鎖乳突筋がカチカチです。

両下肢に至っては、若干の浮腫が見られます。

右耳の耳鳴りがありますか？とお聞きすると、あるとのお答え。

おしっこは出ていますかと聞くと、出ていないとの事。

 

脈は肺・心・脾・肝が浮いており弦、腎のみ沈んでいます。

もうはちきれんばかりの弦脈。

（脈の触診法などはまた今度…。）

 

いつもは鍼を打たないでお灸のみですが、今回は別です。

鍼も行います。

 

百会・巨闕・中脘・関門・滑肉門・水分・気海・肓兪・右期門・章門・中極・横骨に鍼を打って、神闕を中心に箱灸。

太淵・血海・肝眼（かんがん←私が名付けたツボ）・足三里・

陰陵泉・復溜・三陰交・太谿・太衝・太白に台座灸（40～42℃）を2回。

 

抜鍼後、脈の弦は無くなり、肝以外平に。

肝は浮脈のまま。

 

腹臥位になって頂き、肝兪に置鍼しながら、

脾兪・胃兪を中心に箱灸。

合陽・崑崙に台座灸（40～42℃）を2回。

 

鍼灸施術の際、患者様にこう聞かれました。

 

鍼とかお灸をやった後にマッサージってどうなの？

やっちゃだめっていう先生もいるけど…。

 

こうお答えしました。

色んな先生方が居て、色んな考え方があるので一概には言えないのですが、

 

私が色々な所に行って（鍼一本で身体の調子を整えるという先生も居ました）、

勉強させて頂きましたが、東洋医学的な鍼灸のみの治療、西洋医学的な鍼灸のみの治療、

どちらも良いと思いました。

 

自身が治療を受けてみて、一番効果があると思ったのは、東洋西洋の折衷でした。

経絡治療しかり、低周波鍼通電療法しかり、灸頭鍼しかり、運動療法しかり、

その患者様の症状が改善できれば良いのです。

 

というわけで、この患者様には全身マッサージを行い、両下肢の浮腫を

静脈角へ流し、右胸鎖乳突筋の筋緊張を取り去りました。

 

体力がない方にはこの施術は出来ませんが、

施術後は、耳鳴り、眩暈、ふらつき、頭重感は無くなっていました。

 

今日もお疲れ様でした。

たまにはお休みを取って下さいね。

 

※写真は患者様に了承を得て掲載しています。一切の転載を禁じます。

 

 

 

松本市にある鍼灸按摩マッサージの治療院。

堀はり灸マッサージ院と申します。

御用命はこちらまで。

 

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営業時間　10：00～2100

営業日　　月から木、土日

定休日　　金曜日

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