今日の患者様はぎっくり腰！からの坐骨神経痛！！

本日の患者様は…

 

2月5日月曜日（大雪の日）に雪かきをしてから、腰が痛くなり始めて、

だましだまし生活をされていたそうですが、

いよいよ今日になって爆発したとの事…。

 

ぎっくり腰は元より、元々持っていらっしゃった、

坐骨神経痛も酷くなったとの事。

 

触診を行うと、腰部には熱感があり、

臀部は右の梨状筋下孔（お尻の坐骨神経の出口）に痛みがあり、

左の梨状筋下孔にもやや圧痛あり。

 

まずは氷嚢で腰部をアイシング（氷を入れた袋を患部に当てる）。

 

ヒャー！！冷たい！！！という声の元、冷たさで痛みを感じるまで

当て続けます…。

 

患者さんが痛い思いをするのはとても辛くて、

この時の院長の心境は複雑です。

 

ぎっくり腰をやった直後の腰は、

筋繊維や、筋膜が剥がれた状態すので患部を暖めるのは悪手。

 

きっちりと冷やして下さい。

 

例えば、左の腰が痛かったら、右の腰は正常と考え、

右の腰を正常として、触ってみて下さい。

 

右の腰より左の腰が熱かったら、炎症が起こっている証拠。

ガンガン冷やしましょう。

その後が違います。

 

右の腰と同じ位の熱量だったら、やや軽めのぎっくり腰。

暖めましょう。

 

難しい！！という方は、痛い所に熱いもの、冷たいものを

両方置いてみて、気持ちの良い方を置いてみて暫く待ってみて下さい。

 

少し動けるようになっているはず。

 

こちらの患者様はうつ伏せが出来る様でしたので、

神経痛が出ている部位に灸頭鍼を行い、

暖めました。

 

仰向けが出来る様になったとの事です。

 

次の日には普通にゴミ出しに行けるようになっていたとの御連絡が。

 

それは嬉しい限りです。

 

ぎっくり腰の鑑別、例えば、筋筋膜性の腰痛なのか、変形性腰椎症なのか、

脊柱管狭窄症なのか、椎間板ヘルニアなのか、良性の腫瘍なのか、

悪性の腫瘍（癌などの痛み）なのか、大動脈解離による急性の痛みなのか、

ざっと挙げてみましたが、腰の痛み一つとってみても、

様々な病因が考えられます。

 

日頃からのメンテナンス、

大事ですよー。

 

 

 

 

※写真は患者様に了承を得て掲載しています。一切の転載を禁じます。

 

 

 

 

松本市にある鍼灸按摩マッサージの治療院。

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