夏に冷たいものを摂りすぎると・・・。東洋医学のお話。
2022/08/16
とある患者様から、
夏は身体の調子が良いんだけど、
秋口にかけて涼しくなってくると、ぎっくり腰が再燃する。
毎年の話なんだけど、そこから冬になるとぎっくり腰が頻繁に起こるようになる。
なんてお話を伺って、冷たい飲み物はお好きですか?
と伺うと、仕事が終わってからのキンキンに冷えたビールが私の生甲斐だと仰る。
氷をたっぷり入れた冷たい飲み物が好きで、下痢気味で、汗も滝のように掻くとの事。
夏に冷たいものを摂りすぎると、体の芯から冷えて、内臓がうまく働けなくなります。
そうすると、必要なエネルギーを体の隅々に届けられなくなるんです。
本来であれば人体というのは、冬になると今まで蓄えたものを少しずつ消費して、
耐えながら春を待つという考え方なんですが、
寒くなる前にそんな状態だと、冬場の体は悲鳴を上げます。
なので、なるべく夏場も身体の内部を冷やさないように、
暖かいものを摂るようにした方が、ぎっくり腰なども防げると思いますよー。
で、今日は何でこの写真かというと、滋養強壮に効果があると言われている生薬、
棗(なつめ)が治療室の横に生えているんです。
今、ちょうど実が生り始めて、秋には美味しそうに熟した茶色に染まります。
それを収穫し、3カ月程干せば乾燥棗の出来上がり!
棗って実は凄くて、実の部分を大棗(タイソウ)、種の部分を棗仁(ソウニン)
と呼び、いずれも漢方薬の生薬として使用されています。
身体を冷やさなければいいのなら、暖かいものを摂ればいいんだろ?と
仰る気持ちもよくわかりますが、冷えに冷え切った内臓を暖めるのに、
実はそれだと足りなかったりします。
ですので、冷えが極期に至っている患者様には、棗をお譲りしたりしています。
当院は、お灸や鍼も行いますが、院長は元料理人の為、
365日行える飲食の部分からも元気になれる方法を探っております。
追伸 棗はこう見えて、100g辺り287Kcal(1粒7Kcal)もあるので、棗茶にして飲用されるのがお勧めです。葛根湯とかに入っている細粒だと飲みやすいのですが・・・。
※写真は患者様に了承を得て掲載しています。一切の転載を禁じます。
松本市にある鍼灸按摩マッサージの治療院。
堀はり灸マッサージ院と申します。
御用命はこちらまで。
電話 08023411727
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住所 長野県松本市内田72-4
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